これってライバル?                             論語から学ぶ、刺激しあえて高め合えること

ライバルはおりますでしょうか?                                   

あいつさえいなければ自分が1番なのに~とか、主役を奪われた~とか                   邪魔者とみなすことがあると思います。

誰しも1回はそう思ったことがあるのではないでしょうか。

今回はそんなネガティブな思考をポジティブ思考に変えるべく、『刺激しあえて高め合えること』について話をしていきましょう。

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 刺激しあえて高め合えるってどういうこと? 

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論語で有名な孔子はこう言っております。

「子曰く、学んで時に之を習う。
 亦た悦ばしからずや。
 朋あり、遠方より来たる。亦た楽しからずや。
 人知らずして慍みず。
 亦た君子ならずや。」

ん~・・・なんのこっちゃ?                                     いまいち何を言っているのかわかりませんよね。                                            

わかりやすく言うと・・・                                       

「孔子曰く、自分で繰り返し復習・練習し、それが身についていくことはうれしいいものだ。そうした中で刺激し合え、高め合える友が来てくれて、共に学ぼうとしてくれることほど楽しいことはない。                                            このようにして実力をつけていっても、すぐに人が認めてくれないこともあるが、気にすることなく、さらに成長を続けたいものだ。これこそが君子《成長する人》ではなかろうか」

ということです。

今から約2500年前に生きた孔子の教えを集めた『論語』の冒頭は、学び打ち込むものの幸せと、共に学び刺激し合える友がいてくれることの喜びを述べています。
こうした人や友人がいて、自分がけんめいに学習、練習をしているときに励ましてくれる。
あるいは語り合い、刺激し合える。これこそ生きている喜びの一つであり、人生の宝だと言っています。

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 君子とは《成長する人》である

上昇する矢印と上を指す手 アップ,上がる,挑戦の写真素材

 

ところで、論語では君子という言葉が1つの目指すべき人物像として多く使われています。            君子とは孔子の考える立派な人格者のことであり、表現を変えれば、徳のある人、大した人、         いい男というものです。                                        (これに対応する女性が淑女です。)             

なるほどなるほど。うんうん。

たしかに勉強なり、スポーツなり、趣味なりなんでもそうですが、1人で黙々と繰り返し復習・練習するだけでもそれなりに技術やスキルが身につきます。

ただ、そこに同じような志や目標をもった人(いわゆるライバル)が一緒にいて、切磋琢磨していくと1人でやっていくよりも明らかに実力のつきかたが違ってくるんですよ。

これは私も実際に経験しているからこそ言えるのですが、ずっと1人でやっていると考え方が凝り固まったり、視野が狭くなってしまうんですね。                                  それが複数人でやっていると、「そういう考えもあるのか」とか「そこ盲点だった」とか「そんなやり方もあったのか」とかホント色々と出てくるんです。

更には失敗やミスで凹んでいるときなんかに声をかけてくれるだけで、心が救われるんです。

そしてふと気づいたときには、自分の引き出しが増えて色々できるようになってたりするんですよね。 知らないうちにレベルUPや実力向上していてまさに 君子《成長する人》です。                      

ライバルって、そんな悪いもんじゃないでしょ?

ちなみに君子に反対する言葉が小人です。                             小人《成長しない人》を意味します。                                 

これ《成長しない人》にはなりたくないですね。