好きこそものの上手なれ!                        論語から学ぶ、人生は楽しんだもの勝ち

好きなことはありますか?

楽しくて仕方がないことはありますか?

好きで楽しくて夢中になれるって最高で最強ですよね。

そこで今回は、『人生は楽しんだもの勝ち』について話をしていきましょう。

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 好きよりも楽しむ

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論語で有名な孔子はこう言っております。

「子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。」

・・・はい、なんて言っているのかわかりません。

わかりやすく言うと・・・

「孔子曰く、これをよく知っているというだけでは、これを好きであるという者には及ばない。これを好きであるという者は、これを楽しむ者には及ばない。」

ということです。

 

 好きこそものの上手なれ 

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『好きこそものの上手なれ』ということわざがあります。好きなことを熱心にやるからこそ上達が早いですよね。

しかし、「好きであることよりも、さらに上達していくのが、楽しむことだ。」と孔子は言います。

まず、知るというのは、たくさん学び、たくさん練習し、技や知識をたくさん覚えていることを指します。

しかし、知ることは多くても好きでなければ、さらにもう一歩進んだ状態まで上達できないでしょう。

知るだけでは自分にあった技や方法までは見出だせないが、好きな人はそれが可能である。

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 楽しんだもの勝ち 

「北の鼻の浜へと続く道の横にそそり立つ岸壁」の写真

 

しかし、好きであるにもかかわらず、必ずというほど壁が立ち塞がります。

それはある一定のレベルに到達すると必ずあるものです。

もともと好きなものであるが、悩みや苦しみが伴ってくるのです。

この壁を突破する者は、その壁にぶつかり、挑戦していくプロセスを楽しむことであるとするのが孔子の考えであります。

この楽しむという領域になれると、難しい問題やさらに高い壁、強敵の出現などに対し、挑戦していくことが楽しくておもしろくて仕方がない状態になるようです。

 

孔子が自身の性格はこうだと公表もしています。

「其の人となりや、発憤して食を忘れ、楽しみて以て憂えを忘れ、老いの将に至らんとするを知らず」

わかりやすく言うと・・・

『私という人間は、学問(儒学)が好きで、わからないことに出会うと発憤して食事も忘れ、それに打ち込むことが楽しくてしかたなくなり、心配事も忘れてしまうのだ。こうして生きてきて、すぐそこに老後が近づいているのに気づきもしないのである。』

ということです

スポーツの世界でも超一流のある人は「パスやシュートを1つずつうまくやれるように練習するのが楽しくてしかたなかった。」またある人は「泥まみれになってボールを追いかけ回した練習が楽しくてしかたなかった。」と言っています。

 

私は趣味で釣りをしていますが、投げる練習を幾度となくやっていました。思い返すとやはり好きでしたし、当然壁にぶちあたることもありました。ただ不思議とそこで辞めることをせずに続けていましたから楽しんでいたんでしょうね。その結果、人より投げるのが上手くなり今でも役立っています。

やはり、何事も楽しんだほうがいいってことですね。